作曲系のお仕事についてです。
10代後半くらいから色々こういう作曲の仕事をはじめました。
シンセなども好きなので、いわゆる音作りを含めた作曲系の仕事を多く請け負います。
(出版楽譜のものなど(譜面提出で終わり)もやりますが)
近日は、東京の某区にあるデパートのCMというか…の作曲の依頼がありました。。
クライアントからおおまかな曲調などを言われる → それに沿った曲のスケッチを作る → 聴かせる → こんなナレーション入れたいんで、もっと編成を大きくしたかんじに変えられますか?
などというやりとりをしながら曲を作っていく系統のお仕事でした。
友達とかに、へー!作曲の仕事なんてカッコいいなぁ。。とかたまにお世辞を言われたりする事もあるのですが、実際作業しているところは俺の場合特にカッコよくありません。
作曲というのは、楽譜だけで(五線譜と鉛筆のみで)スラスラ書く人もいれば、ピアノやギターその他の楽器を演奏しつつ、楽譜に記していく、またはレコーダーで録音していく。。
なんて手法があります。おそらく一般的な方が想像する作曲風景というものはこういうものでしょう。
が、それ以外に音楽機材の発達によりPCで書く。。という手法もここ十年前後で生まれました。
(むしろ、音としての提出が必要な場合や、楽譜浄書してのパート譜を作成する必要のある場合などは必須作業になりました)
自分は、技能柄、音作りまで含めた作曲や、楽譜浄書を入れた仕事が多い事もあり、PCを使って作曲やアレンジをする事が多いです(もちろんピアノの前で。。やバイオリンを持って…とやる事もありますが)
というわけで、基本的には請求書をまとめるのにPCに向かっているのと表向きには大して差はないかんじで。。
じーーっとPCとキーボード(この場合ピアノ鍵盤のキーボードも含む)に向かってちょこちょこと作業しているのがメインの時間になります。おそらく思った以上に地味かと思います(笑)
そちらの作業場の様子はこんなかんじです。音楽機材だと分からない友達とかにみせると、何かの研究施設?とか言われます。。下記は、全てエフェクターやシンセサイザー、ミキサー、オーディオインターフェースなどなど、ほぼ100%が音楽用機材です。まだ写真には入りきらなかった部分もあり、実際はもっと上まで機材が積みこまれています。
夏場なんかは熱を持って地獄です(笑)
今は、ハードウェア(こちらに並んでいるような機械)をソフトウェアで再現してしまえる時代になってきており、ここまで機材を積まなくても仕事が出来るようになってきました。
というわけで、引越し後はもうちょっとシンプルになりました。こちらは6-7年前くらいに構築した東京の自宅スタジオの写真です。。(今はこの半分くらいに減らしてソフトウェア移行できるものは移行しました)
そちらの新居の作曲部屋の様子はまた後ほど。。
また、作業時間とか自分の場合は、深夜以外だと起きた直後にするのが結構はかどる時間で。ノッてる場合は、着替えもせずに寝巻きなまま曲を作っていたりする事も結構あったり(笑)
というわけで、想像以上に地味と思われる作曲仕事Dayの日常風景からでした。
本日は守谷教室フェア のレッスンでした。
たくさんいらしていただきまして、ありがとうございます。
そして、つくば教室などでは、女の子が大半ですが、今日の守谷教室は男の子が2人来てくれました!
すごく音感がよくてびっくりしました。
教室時代も、音高・音大時代も、男の同級生は女の子に比べてずっと少なかったので、なんか嬉しいです(笑)
レッスン中の写真を撮ろうと思ったのですが、うっかり撮り忘れました。。^^;
というわけで、ナイトJAZZバーモードになっていますが、
かわりに守谷教室(但:夜営業Ver)の写真です。。
いや、、あの、、昼間は明るくていいレッスン場なんです。。
夜Verのインテリアはただの趣味です。
今日はつくば第一教室でのレッスンでした。
つくばの教室は子供の生徒さん、大人の生徒さん、様々です。
みんな真剣にとりくんでくれています。
同級生のお友達と二重奏
仲のいいお友達と二重奏で。。ちょっと増えて弦楽四重奏…そして、弦楽オーケストラ。。と友達が何人増えても合奏できる曲が沢山あるのはヴァイオリンの魅力の1つかもしれません
高校や大学に入学してもヴァイオリンを続けて、オーケストラサークルなんかでも続けてくれたら嬉しいですね。
その他のレッスン風景もHPの方にUPいたしました。
↓
つくば第一教室 レッスン風景
自分は演奏・作曲・コンピューターミュージック などなど、幅広く仕事をしています。
そのうちのいくつかを紹介?する企画その1です。
というところで、今回は演奏の仕事で、宝塚の某CDレコーディング(ヴァイオリン演奏)のお仕事でした。
管楽器も入ったオーケストラの形ではなく、弦セクション(弦楽アンサンブル)です。
上級者だった守谷の大学生の生徒さんにもせっかくなので、プロの現場の勉強に…と思い参加してもらいました。
いわゆるレコーディング作業になるので、普通のクラシックなオーケストラで演奏するだけとは違い、クリックにあわせて自分で音量バランスなどを調整しながら演奏する。。一部演奏をパンチインする。。などお仕事レコーディング独特の心得というか、こういうお仕事としての演奏はただのクラシックなレッスンだけでは教えてくれない技能などが必要になってきます。
ちょうど守谷の教室では、そういうレッスンも出来る環境になっていたので、少しこちらで勉強してからのぞんだ事もあり、そんなに戸惑う事もなく無事に出来たようです。
よかった。
ベートーヴェンの交響曲というのは作曲他、音楽を勉強するものにとって、聖典ともいえるべき楽曲で、音大の楽曲分析の授業などでも必ずといっていいほど取り上げられるものです。
音楽の基本的な構成、和声の使い方、メロディの扱い方。。それら全てにおいてとても勉強になる楽曲なのです。
そして、それを事細かに分析する事はとても大変なのです。
(アレンジをする場合は、分析と同時に、よほどその曲の事を勉強し、きちんと理解しなくては出来るものではありません。これほどのクオリティのアレンジとなればなおさらです)
リストというのはどちらかというとその時代では革新的な曲を書いていた方で、常に新しい自分の道を自分で作り上げて行く。。そんなイメージがありました。
ところが、音楽の教科書とも言えるべきベートーヴェンの交響曲、それも全9曲※1 をピアノ用にアレンジしていた事をこの曲を通してその時知り、常にハデで演奏会をバンバン開き、天才的な才能そのままに新しい楽曲を作っていた。。というリストのイメージがこれでガラリと変わりました。
常に前を見ながらも、しっかりと古い時代の楽曲の勉強をする努力もこれだけしていたからこそ、あれだけのすばらしい楽曲が書けたのだ。。と。
※2
人の才能をただうらやむ前に、自分もその人と同じだけの努力をしたか?…その初心をいつも思い起こさせてくれる楽曲です。
というところで音源です。詳しくはコメント欄にて注釈で書いてありますが、思うところがありましたので、直接のリンクはせずに、検索結果のページにリンクしてあります。※3
http://www.youtube.com/results?search_query=Liszt+Beethoven+Symphony+No.+5++op.67+Allegro+con+brio&search_type=&aq=f
とりあえず、上記のリンクは5番(いわゆる「運命」です。のだめのドラマでオープニング他に使われていた7番などの説明は注釈(コメント欄)※4 で)
色々な演奏や音源が出てくるかと思いますので、是非天才リストの影の努力の部分をこの曲で味わいながら聴いてみてください。
※ 上記にもありますが、注釈は長くなりそうでしたので、コメント欄に書きました
人は、天才というものを目の当たりにした時、こいつは元々自分とは天から与えられた才能が違うんだ、何もしていなくてもこの人はこれだけの事が出来てしまうんだ。。 そう思いがちではないでしょうか?
最初、同じように千秋を見ていた?峰が千秋を見直したのはどこだったでしょうか?
色々な場面、お話でそれらは見られたと思うのですが、個人的には4巻のLesson23、ニナ・ルッツ音楽祭の最後の話※ が好きです。
※ニナ・ルッツ音楽祭のオーケストラで周りのレベルの高さと千秋が完璧に指揮を振る様子に峰は落ち込むが、思い返してみると、千秋は自分よりはるかに努力もしていたのだという事を痛感して自分も練習に打ち込む。。というあらすじ。詳しくはコミックスを。
上記のお話の中の峰と同じように、自分もフランツ・リストに対し、最初は天からもらった才能があるからこそ…と誤解していましたが、この功績を残したのはその才能のおかげだけではなかったのだ。。と考え直したのです。
そして、そう思うようになったきっかけとなった曲があったのですが、その曲は
『 リスト編曲版 ベートーヴェン交響曲 』です。
というところで次回に続く。。
天才…というのはうらやましいですね。
名指揮者でありながら、ピアノを弾かせれば一流、その上ルックスもいい。。そんな千秋みたいな人現実にいないよ…とお思いですか?
ところが音楽家の中には本当にそんなすごい人が居るんですね。。
その中の1人、その名を 『フランツ・リスト』
1811年ハンガリー生まれの作曲家・ピアニストで、のだめの本編でも、千秋の卒業試験の曲として出てきた『 メフィスト・ワルツ1番 村の居酒屋での踊り 』@6巻 などの曲の作曲者として登場しました。(他にも8巻のマラドーナ・ピアノコンクールの課題曲の1つになった曲@鬼火 なども)
と、ここは小難しい音楽史ブログではありませんので、詳細は省きますが。。
リストというのは非常に美形であったそうで、女の子にモテモテだったようです(ケッ
さらには、史上最高とも誉れ高いピアノの腕前で、演奏会を開けばそりゃもう、ファンの女の子はキャーキャーで、さらには歴史にその曲が沢山残るほどの大作曲家でもあります(ケッ×2
まさに1巻で峰が千秋に対して思った感情そのままに、こんな才能に恵まれてるヤツなんてインチキだー!
と思いました。
記事No.0003へ続く
峰音のブログへようこそ!
のだめカンタービレのコミックスもついに最終巻ですね。。
峰龍太郎が出てきた第一巻の4話にあたる話
(峰初登場の話) を作っているところから
お手伝いさせていただいて、約10年になりました。
とても感慨深いです。
のだめカンタービレの世界はそれから
どんどん広がっていって、のだめがきっかけで
色々な音楽と出会い、はじめて知った曲が出来た人も
多かったのではないかと思います。
のだめのストーリーの中でも沢山の曲が出てきました。
でも、まだまだ魅力的な曲や楽しい曲、
音楽の楽しいエピソードはいっぱいあります!
のだめカンタービレのお話はこれでひとまず
終わりになってしまいますが、のだめカンタービレの
話を作る一環をお手伝いさせていただいた一員として
微力ながら、これからも音楽の楽しさを
何らかの形で伝え続けられたらいいな。。と思って
このブログをはじめました。
これから、末永くおつきあいいただければ幸いです。
峰音